13 『有害情報』への考察『有害情報』への考察我が家は『ある地方新聞』をとっています。 一時期、某朝日新聞に変えたこともありました。 地方新聞を断わる時に「何処が悪いのでしょうか」と聞く専売店に対して『妻』は、「記事!」と一言答えたそうです。 専売店は返す言葉も見つからず、スゴスゴと帰っていきました。 その某朝日新聞の専売店の余りの無礼さに、完全に切れてしまった『私』と『妻』は、再び、ある『地方新聞』の専売店に連絡を入れます。 電話一本で担当者が飛んできました。 律儀な販売店に驚きつつ、それ以来、「ある地方新聞」の『記事』で我慢している状態が続いています。 戦前は、中央の大新聞社を検閲で追われた記者が、この『地方新聞』で連載の続きを書くといった気骨溢れる新聞社でした。 今は、『小学生新聞か?』と思うくらい小中学生の記事が多い不満一杯の新聞になっています。 そのある『地方新聞』の平成18年7月25日の社説を読んで驚愕しました。 『インターネット社会の負の側面が問題になっている』と指摘する、今年の警察白書をネタにしていました。 「ネット上には、違法・有害情報が氾濫している。性や暴力を強調するわいせつ・残虐画像の他に覚せい剤などの販売情報、自殺サイト、殺人請負サイトなど、放置できないものもある。・・・」 「・・・中高生のうち、ほぼ四人に一人がわいせつ画像を見たことがあり、十人に一人が残虐画像を見ている。またほぼ百人に二人が出会い系サイトを利用したことがあるという。」という見出しから始まります。 そして、「官民挙げて連携を強め、ネットの負の側面に取り組んで欲しい。」と結ばれる訳です。 『ネタ元も公表せず、好き放題に出鱈目な記事を書いて、その責任は全て社会や政府に押し付けては、『報道の自由』ばかりを主張するテメー等に言われたきゃない!!!』 というのが素直な感想でした。 先ず、『『エロ画像』の何処が悪いんだ!』と考えます。 四人に三人が『エロ画像』を見たことがないということに驚かされます。 普通、中坊にもなれば第二次成長期の真っ盛りか、終わっている頃でしょう。 異性に興味が湧くのは当然のこと。 生物としての本能じゃないですか。 『記事を書いている記者』や『学校を卒業した読者』に、『異性の裸』を『画像』や『生』で見たことのない人がいるんでしょうか。 いるとすれば、その方が問題です。 少子化の元凶です。 直ぐに異性に興味を持ってください。 次に『残虐画像』です。 ベトナムで長い戦争が終結した直後のこと。 日本人記者が『戦争中に生まれ武器を持って戦っていた子供』にインタビューしたことがあります。 当時の豊かな日本を語ってみせて、「日本みたいに平和になりたいか」と尋ねたそうです。 勿論、潤んだ眼差しで「日本は素敵な処だ」という答えを待っての質問でしょう。 「平和が貴方の言うようなものならば、私はいらない。」と子供はハッキリと答えたそうです。 『日本の平和ボケ』は如何も気に入らなかったようです。 『戦時下に生まれ武器を持って戦った』ということは、目の前で『仲間』や『敵』が、撃たれて『手足がもげる場面』や『身体を半分吹っ飛ばされて死んでしまう場面』を数限りなく見てきたということです。 当時のその少年は、屹度、今でも悪夢に魘されるでしょうし、酷いトラウマに悩ませれていることでしょう。 でも彼が、今の『記者』や『読者』など日本人に比べ劣っているとは全く思えません。 それどころか、戦後の驚異的なベトナムの復興は、彼の様な子供たちが中心になって成し遂げられました。 所詮、写真や映像じゃないですか。 残虐の何処が悪いんでしょう。 『殴られたことのない子供』は、その痛さを知らずに育ちます。 『殴ったことのない子供』は、心の痛みを感じることなく育ちます。 『予定調和』的に笑ったり、悲しんだりするのが、それ程大切なことなのでしょうか? 元々、子供は残虐なものです。 蛇を振り回し、蛙や虫を踏み潰す。 それを『残虐なもの』から遠ざけたら如何なるのでしょう。 将来が非常に心配です。 そして『出会い系サイト』です。 『売れるものを売って何処が悪い。減るもんじゃなし!』 というのが率直な感想です。 結婚すれば皆、『子作り』に励みます。 同じことじゃないんでしょうか? 『売春』を賞賛する心算はありませんが、『売ってお金が貰える』なら大したものです。 勤労少年と同じです。 『お金が小額だったり貰えなかったりする。』 『暴力組織が介入する。』 『変な病気になる。』 ことが問題なだけでしょう? それを『排除しよう』って事なら理解できますが、『出会い系サイト』でお金を稼ぐことをトヤカク言うのは私には解せません。 ドンドン稼いで技術を磨けば、死にかけた大金持ちの爺さんと結婚するなど『玉の輿』に乗れるかも知れません。 『普通のサラリーマンの妻』ほど、面白くない人生もないんじゃないかと思ったりもします。 最後に『覚せい剤などの販売情報サイト』、『自殺サイト』、『殺人請負サイト』です。 私は、特に警察に可愛がられたい訳でも、嫌われたい訳でもありません。 憲法に従って、『公序良俗』を守り、『順法精神』で生きています。 ですから『違法』なものについては全く賛成できません。 『覚せい剤』など自分で金を稼げるようになってから『オランダ』へ飛んでください。 『マリファナ』など『ソフトドラッグ』なら薬局で売っているそうですし、一部を除いて『ハードドラッグ』も違法ではないそうです。 『違法とされる国で麻薬をやるのは馬鹿だ』と書いて、麻薬不法所持で捕まった某中島らも氏は間抜けだと思いますが、『違法は違法』です。 『麻薬を合法に!』とマニュフェストに書いた政治家や政治団体を応援して『刑法』を変えるよう頑張ってください。 私は、そんなものに関る心算は毛頭御座いませんが。 『殺人請負サイト』なんて『ゴルゴ13』の世界のようで少しワクワクしてしまいます。 ただ、『拳銃』や『長い刃物』すら所持できない日本国で、それも軽犯罪なら兎も角、殺人事件になると眼の色を変える警察組織を相手にして、殺人を請け負うメリットが何処等辺にあるのかが理解できません。 此処等辺と示して貰っても困りますが・・・。 理由が在ろうが無かろうが、計画的に人を二人以上殺せば、間違いなく『死刑』が待っています。 報道される範囲では金額は明示されていなかった様ですが、依頼者は必ずしも大金持ちという訳でもなさそうです。 「億円単位未満で、下らない殺人など請け負うなんて馬鹿じゃないの?」 と素直に思っています。 『自殺サイト』です。 以前、『完全自殺マニュアル』という本が出版され、自殺を幇助すると問題になったことがあります。 かくいう私も、『完全自殺マニュアル』は持っています。 確か私のブログでも紹介した様な気がします。 単に自殺の方法が書かれているだけの本で、別に自殺を勧めているようには思えません。 自殺したくなったら、『痛いこと』は厭ですから、読み返して研究しようと思っていますが、今の処、『自殺したくはありません』ので本棚の隅っこで埃を被っています。 『自殺サイト』では、自殺希望者が集まって『ミンナで仲良く自殺しましょう』なんて非常に『団塊の世代』的な発想だと思ってしまいます。 『自殺』すら自分独りで出来ないのかと少し呆れています。 また『自殺サイト』に応募してきた女性を、『強盗・強姦した非道の輩』が報道されていましたが、『酷い奴だけど、彼女も自殺する心算だったんだから、自業自得でしょ。』と思っています。 「あたしは、無欲な人間だからね。欲ばりどもみたいに世界を平和に、とか、全人類を幸福に、なんてだいそれたことは願わないの。あたしひとりが幸福なら、それ以上のことは要求しないわ。謙虚でしょ?」 と主人公薬師寺涼子警視庁参事官が叫ぶ「薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズ『魔天楼』田中芳樹著」。 その中にこんな一節があります。 『こっちは殺されて生きたくても生きられなかった人達のことだけで精一杯。自分で死のうなんて奴等まで構っている暇はない!』 本が見つかりませんので記憶で書いていますが、大体こういった内容です。 『自殺サイト』が在ろうが無かろうが自殺したい奴は、自殺するんじゃないでしょうか? かつて『フラッシュ』という写真雑誌の創刊号か第2号で、「野良犬に脚を喰われる死体の写真」に『ニンゲンは犬に食われるほど自由だ!』と題した写真家藤原新也氏。 その号は出版社の自主回収に追い込まれてしまいましたが・・・。 『犬に喰われる』ほどでなくても、死ぬのは自由なんじゃないかと考えています。 今の日本は、私を含めて、ダラシナイ人々で構成されています。 その真実から『ガキ』の眼を逸らすのは如何なものでしょうか? 全てを見せて、納得するまで話し合う。 そうして初めて『自分で考え、行動できる子供』が育つと考えています。 現実社会から『ガキ』の眼を逸らさせようと苦労するよりも、『大人』の方が、『ガキ』と『真剣に向かい合う根性を養う』必要があるんじゃないかと考えます。 ジャンル別一覧
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